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​露の蝶

世の中は 何に譬えん飛鳥川 
昨日の淵は今日の瀬と 変わり易さよ人心 
今は 此身に愛想もこそも 
月夜の空や鳥鐘を 恨みしことも仇枕(あだまくら) 
憂きを知らすや草に寝て 花に遊びて朝には露に養う蝶々の 
身ぞ羨まし味気なや 思い切りなき女子気の涙に浸す袖 袖枕

 

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